千葉刑事事件 相談室

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痴漢(迷惑防止条例違反で逮捕されたが、不起訴処分)

被疑者段階→結果:不起訴処分

 

事案の概要

会社員のAさんは会社帰りの満員電車に揺られていたところ突如「痴漢!」と言われ次の停車駅で電車を降ろされ駆けつけた警察官にその場で逮捕されてしまいました。

 

弁護活動

Aさん会社員であり仕事を休むことは避けなければなりませんでした。出来る限り早期に身体拘束から解放する必要があります。実際に痴漢をしたということであれば事実を素直に認めて罰金で済ませるという処理も考えられましたがさんは「絶対に触っていない。」とのことです。Aさん警察を呼ばれた段階で即座に奥様に連絡を取り「逮捕されるかも知れない。」「弁護士を頼んで欲しい。」と伝え奥様から当事務所に対応を依頼するお電話を頂きました。ご依頼を頂いてすぐに警察署に駆けつけさんから話を聞くと「絶対に触っていない。」「女性が勘違いしているだけだ。」ということでした。そこで身体拘束からの早期解放のためさんの主張する事実の詳細を初期段階から積極的に捜査機関に伝えさんの犯行を裏付ける証拠が乏しいことを訴え続けました。

 

弁護士コメント

勾留期間の満期まで身体拘束は続いてしまいましたが不起訴処分を得ることができました。Aさんの勤務先には弁護士から事情を説明し辞職の危機を避けることもできました。ご依頼を頂くのが遅ければAさんは仕事への悪影響を避けるため警察官からの「早く認めて罰金を払った方が楽だぞ。」との誘い水に乗ってしまっていたかも知れません(この場合前科がつきます)。しかし逮捕直後からご依頼頂けたため最初から「取り調べを受ける際の心構え」等をお伝えすることができ被疑者は自らの主張を貫くことができました。また不起訴処分を得るための被疑者段階での弁護活動期間は限られていますが逮捕直後にご依頼を頂いたため詳細な事情聴取・裏付け調査を行いこれを前提とした意見を述べることができました。これが不起訴処分の獲得に影響したものと思います。

 

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